2017.05.31 17:14 更新
2017.05.30 配信
ただいま台湾にて開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2017」にて、NVIDIAから新たなゲーミングノートPCのプラットフォーム「Max-Q」が発表された。厚みわずか18mmというMacBook Airとほぼ同等の薄型筐体にGeForce GTX 1080を搭載、より薄くよりハイパフォーマンスなゲーミングノートPCを実現する。
ちなみに「Max-Q」とは航空宇宙分野で使用されている用語で、大気圏飛行する際にロケットにかかる動圧が最大になるポイントのこと。同様の哲学をゲーミングノートの設計に適用するため、このネーミングが採用されたという。
NVIDIAは、薄型・高性能のゲーミングノートを実現するにあたり、Pascalアーキテクチャにさらなる最適化と修正を施した。GPUの新しい動作方法や、優れたゲーミングパフォーマンスと省電力を両立させる最適化されたクロック曲線、高度な熱設計や電子パーツの厳選など、緻密な設計でピーク効率を保証。これにより現在提供されているプラットフォームに比べ、最大70%高いパフォーマンスを発揮するという。
また、同時に「GeForce Experience」のアップデートで提供される、「NVIDIA WhisperModeテクノロジ」も発表。ゲームのフレームレートをインテリジェントに調整、グラフィックス設定の構成で電力効率の最大化を図ることで、ゲーミングノートの動作音を抑制するという。
なお、「Max-Q」プラットフォームに基づく“Max-Q Design”のゲーミングノートは、GeForce GTX 1080/GTX 1070/GTX 1060搭載モデルをラインナップ。6月27日より、ASUSやMSIなど主要なOEMメーカーを通じて、全世界で提供が開始される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/