2017.06.30 11:36 更新
2017.06.29 配信
AMDより、新しいエンタープライズ向けのデスクトップCPU「Ryzen PRO」がリリース。“シリコンレベルにおける最先端のセキュリティ”を提供すると謳うように、通常のRyzenプロセッサに比べセキュリティ面が強化されている。
エンタープライズ市場や公共機関への提供を想定。AES 128bitの暗号化エンジンやfTPM(firmware Trust Platform Module)/TPM2.0のセキュリティチップを内蔵するほか、セキュアブートなどWindows 10 Enterpriseのセキュリティ機能を完全にサポートする。
また、Piledriverアーキテクチャを採用する前世代のエンタープライズ向けCPUから、パフォーマンスが大きく向上。最大52%処理能力が向上したほか、競合ソリューションとの比較では最大62%のマルチスレッド性能を実現しているという。
ラインナップは、Ryzen 7 PRO 1700X(8コア/16スレッド/3.4GHz/最大3.8GHz/TDP95W)、Ryzen 7 PRO 1700(8コア/16スレッド/3.0GHz/最大3.7GHz/TDP65W)、Ryzen 7 PRO 1600(6コア/12スレッド/3.2GHz/最大3.6GHz/TDP65W)、Ryzen 7 PRO 1500(4コア/8スレッド/3.5GHz/最大3.7GHz/TDP65W)、Ryzen 7 PRO 1300(4コア/4スレッド/3.5GHz/最大3.7GHz/TDP65W)、Ryzen 7 PRO 1200(4コア/4スレッド/3.1GHz/最大3.4GHz/TDP65W)の全6モデル。
2017年後半には、商用クライアントサプライヤーよりRyzen PROベースのPCが出荷予定。また、Ryzen PROのモバイル版が2018年前半にも登場予定とされている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
AMD: http://www.amd.com/