2017.07.12 11:09 更新
2017.07.11 配信
Intelは7月11日(現地時間)に米・ニューヨークにてプレス向け発表会を開催、かねてリリースされていた「Xeon スケーラブル・プロセッサー」を正式発表した。Purleyと呼称されるプラットフォームで、Skylake-SPアーキテクチャのCPUと新チップセットIntel C620(開発名Lewisburg)を組み合わせる。「この10年間でデータセンターに最大の進歩をもたらす」と謳い、CPU・チップセットともに大幅にアーキテクチャが刷新された。
CPUの内部接続(Interconnect)方式や、キャッシュ構造・利用メカニズムを一新。メモリコントローラも強化され、CPUあたり最大6チャンネル・最大DDR4-2,666MHzのメモリをサポートする。さらに「Intel Advanced Vector Extensions 512(Intel AVX-512)」などのパフォーマンスアクセラレータを統合。I/O周りにも手が入れられ、サーバー同士を直接接続するホストインターフェイス「OmniPath」をサポートする。
また、Intel C620チップセットのマザーボードは、最大8ソケットまでの製品を用意。ソケット形状はLGA2066で、10ギガビットLAN×4をサポート。「Intel QuickAssist Technology(Intel QAT)」のエンジンも内蔵された。
なお、新CPUの名称は従来の「Xeon E7/E5」から刷新され、「Platinum・Gold・Silver・Bronze」の4セグメントで構成。「Xeon Platinum」は28コア/56スレッドの「Xeon Platinum 8180」、「Xeon Gold」は18コア/36スレッドの「Xeon Gold 6154」、「Xeon Silver」は12コア/24スレッドの「Xeon Silver 4116」、「Xeon Bronze」は8コアの「Xeon Bronze 3106」などをラインナップする。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/