2017.07.13 17:30 更新
2017.07.13 配信
MSI「LIGHTNING」シリーズに属するGeForce GTX 1080 Tiグラフィックスカードの新モデル。CUDAコア3,584基のGP102-350チップの中でも特にオーバークロック耐性の高い選別チップを採用。さらに14+3+1フェーズのオリジナル電源回路を搭載することで、よりアグレッシブなオーバークロックに対応する。
またVGAクーラー「TRI-FROZR」には、風圧22%、風量13%向上させた「トルクスファン2.0」を3基搭載。ヒートシンクはリファレンス比55%サイズをアップした大型ヒートシンクを採用し、φ8mm×2、φ6mm×4のヒートパイプを標準装備。さらに電源回路にも基板裏面のバックプレートにつながる専用ヒートパイプを搭載することで、カード全体で最大750Wまで対応する優れた放熱性を実現した。
動作クロックはサイレントモード(ベース1,480MHz/ブースト1,582MHz/メモリ11,016MHz)、ゲーミングモード(ベース1,544MHz/ブースト1,657MHz/メモリ11,124MHz)、LIGHTNINGモード(ベース1,569MHz/ブースト1,683MHz/メモリ11,124MHz)の3段階切り替えに対応。またGPUの温度が60℃以下になるとファンの回転を停止する「Zero Frozr」、好みのカラーや発光パターンに変更できるLEDライティング「Mystic Light」、各種保護機能を無効にできる「ビデオBIOS切り替えスイッチ」などのギミックを備える。
メモリバス幅は352bit、ビデオメモリはGDDR5X、容量は11GB。バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)、補助電源コネクタは8pin×3で、出力インターフェイスはDualLink DVI-D×1、HDMI2.0×2、DisplayPort1.4×2を備える。なおMSIでは、動作クロックをさらに高めた「GeForce GTX 1080 Ti LIGHTNING Z」も準備中だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): http://jp.msi.com/