2017.07.24 11:34 更新
2017.07.24 配信
PCやタブレットに加え、近頃ではゲーム機、IoT端末など、無線LAN環境を必要とする機器が一気に増加。そういった端末を快適に使用するには、より干渉に強く、家中隅々まで届く無線LAN環境が重要になる。この問題を解消するため中継器や、強力な出力を持つ親機を使うのが一般的だが、前者は対応規格が古いものが多く転送速度が制限されるものがほとんど。後者は転送速度の問題はクリアできるものの、どうしても電波の届かないデットスポットが発生してしまう。
そこでASUSでは、インターネットに接続するプライマリハブと、電波領域を拡張する複数のサテライトハブを相互に接続し、メッシュWiFi環境を構築する「Lyra」を開発した。「Lyra」では、2.4GHz帯(最大400Mbps)と2系統の5GHz帯(最大867Mbps)の3種類の帯域に対応。相互接続に5GHz帯の1つを、残り2つを端末との接続に利用することで、WiFi電波環境の拡大と高速なデータ通信を両立することができる。
ハブとの接続に5GHz帯の1つを、端末との接続に5GHz帯と2.4GHz帯を使用することで、安定した通信が可能 |
また簡単に各種設定ができる専用モバイルアプリ「ASUS Lyra」や、インターネット経由の攻撃からホームネットワークを保護する「AiProtection」などの機能を搭載。ネットワーク設定に不慣れな初心者でも簡単かつ安全に運用できる。
製品には3つのハブが同梱され、オプションハブを購入することでさらに電波領域の拡大が可能。ネットワーク規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac、アンテナは内部アンテナ×7本で、MU-MIMOやAdaptive QoS、ゲストネットワーク機能を備える。
外形寸法はW149.8×L149.8×H49.5mm。有線LANポートはギガビットWAN×1、ギガビットLAN×1。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASUSTeK Computer Inc.: http://www.asus.com/