2017.07.31 12:54 更新
2017.07.30 配信
AMDは「AMD Capsaicin Siggraph 2017」で、「Vega」アーキテクチャを採用するコンシューマ向けグラフィックスカード「Radeon RX Vega」シリーズを正式発表。8月より発売を開始する。
製品ラインナップはストリームプロセッサ数4,096基の「Radeon RX Vega 64」と、3,584基の「Radeon RX Vega 56」の2モデル展開で、前者には水冷モデルの高クロックモデル「Liquid Cooled Edition」と、メタル製カバーとイルミネーション機能を備えたクーラーを搭載する「Limited Edition」が用意される。
グローバル市場向け発売は8月より開始される予定 |
Radeon RX Vegaシリーズが対抗とする製品は、GeForce GTX 1080/1070シリーズで、Radeon RX Vega 64とGeForce GTX 1080との比較では、3,440×1,440ドット、4Kのいずれの環境でも同等以上のパフォーマンスを発揮。特にフレームレートの落ち込みが小さく、負荷の高い環境でもストレスなくゲームがプレイできるとしている。
対抗となるNVIDIA GeForce GTX 1080と比較するとフレームレートの落ち込みが小さく、負荷の高いゲームでも快適なプレイができるという |
主なスペックはRadeon RX Vega 64 Liquid Cooled Editionがベースクロック1,406MHz、ブーストクロック1,677MHz、消費電力が345W、Radeon RX Vega 64がそれぞれ1,247MHz、1,546MHz、295W、Radeon RX Vega 56が1,156MHz、1,471MHz、210Wで、メモリはHBM2 8GBを搭載する。
なお国内での展開は不明ながら、北米ではFreeSync対応液晶、Ryzen 7シリーズ、対応マザーボード、120ドル分のゲームタイトル2本が付属するセットモデル「Radeon Aqua Pack」が用意される。価格はRadeon RX Vega 64 Liquid Cooledとのセットが699ドル、Radeon RX Vega 64 Limited Edition/Radeon RX Vega 64とのセットが599ドル、Radeon RX Vega 56とのセットが499ドルと非常にお買い得。国内での展開に期待したい。
液晶ディスプレイ、Ryzen 7シリーズ、マザーボード、ゲームが付属するセットモデル「Radeon Aqua Pack」も用意される |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/