2017.08.08 15:10 更新
2017.08.08 配信
エーキューブから、AMDの最新アーキテクチャ「Vega」を採用するグラフィックスカード製品がリリースされた。超高解像度映像のレンダリングやVRコンテンツ作成、リアルタイムポストプロダクションといった、プロフェッショナル作業で高いパフォーマンスを発揮。8K動画のリアルタイム編集も可能という。
「Radeon Pro SSG」は、拡張フレームバッファとして2TBのSSDをオンボードしたハイエンドモデル。GPUからPCI-Express接続で直接制御されるフレームバッファで、CPUにアクセスすることで発生するオーバーヘッドを防ぎ、GPUが最大限の性能を発揮できる。また、キャッシュのマネジメント用として、高帯域幅キャッシュコントローラ「High Bandwidth Cache Controller(HBCC)」を実装する。
主な仕様は、ストリームプロセッサ数4,096基、ピークエンジンクロック1,500MHz、単精度ピーク演算性能12.3TFLOPS、ピークトライアングル6BT/sec。メモリクロックは945MHzで、メモリインターフェイス2,048bit、メモリバンド幅483.84GB/sec、ビデオメモリは広帯域なHBC 16GB(+2TB SSD)を実装する。
最大解像度は8K/60fps(デュアルケーブル/シングルディスプレイ)をサポート。接続インターフェイスはPCI-Express3.0(x16)で、出力インターフェイスはminiDisplayPort1.4×6を搭載。補助電源コネクタは8pin+6pin仕様で、消費電力は300W以下とされる。
Radeon Pro WX9100 |
また、Vegaアーキテクチャ採用のハイエンドグラフィックスカード「Radeon Pro WX9100」も同時にリリースされた。
フレームバッファ用のSSDは非搭載で、それ以外の仕様は同等。キャッシュマネジメント用の高帯域幅コントローラ「HBCC」も実装する。なお、消費電力は若干低下し、250W以下とされる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社エーキューブ: https://www.acube-corp.com/