ヒートスプレッダ全体をカバーする大型受熱ベース採用

AMDの新ハイエンドRyzen Threadripperに対応するオールインワン水冷キット。対応ソケットはAMD SocketTR4/SP3で、TDPは500W+をサポート。定格運用はもちろん、オーバークロック駆動時でも十分な冷却性能を発揮する。

Ryzen Threadripperでは、CPUのサイズに合わせて大型のヒートスプレッダを採用するが、「LIQTECH TR4」ではその全面をカバーする銅製受熱ベースを採用。さらに効率よくCPUの熱を冷却液に伝えることができる独自フィン形状「SCT」（Shunt-Channel-Technology）と、最大流量450L/hの高出力ポンプ（3,000rpm）を組み合わせることで、冷却性能を高めた。

LIQTECH TR4 240	LIQTECH TR4 360

製品ラインナップは240mmラジエターの「LIQTECH TR4 240」と、360mmラジエターの「LIQTECH TR4 360」の2モデル展開。冷却ファンは口径120mmのツイスターベアリングファンで、主なスペックは回転数が500～2,300rpm、エアフロー23.81～102.17CFM（40.45～173.59m3/h）、静圧は0.673～6.28mmH2O、騒音値は14～28dBA。またフレームの四角には振動を抑える防振ゴムパッドを備えた。

ラジエターのサイズは「LIQTECH TR4 240」がW120×D270×H39mm、重量1,100g（ファンなし）、「LIQTECH TR4 360」がW120×D402×H28mm、重量1,395g（ファンなし）。なおヘッダ部分にはLEDで光るロゴがデザインされている。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
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