2017.08.09 11:50 更新
2017.08.09 配信
Samsungはカリフォルニア州サンタクララで開催中の「Flash Memory Summit 2017」で、V-NANDソリューションの最新モデルを発表した。
「NGSFF SSD」は、ラックマウントサーバー向けに開発された新小型SSDフォームファクタ「NGSFF」に対応するSSD。
ラックマウントサーバーで主流のM.2 22110より一回り大きい30.5×110×4.38mmの基板を採用し、最大16TBの大容量SSDを実現可能。これまでのM.2よりストレージ容量は4倍に拡大できるとしている。なおSamgungブースでは、36枚のNGSFF SSDを搭載できるシステムを使い1Uサイスで、576TBの大容量サーバーを展示中だ。
「Z-SSD」は、ビッグデータ解析やサーバーキャッシングなど、大規模なデータ集約型サーバー向けに開発された高速モデル。特にレイテンシは一般的なNVMeの約1/7、15μsに短縮されており、アプリケーションによってはシステムの応答時間を最大12倍も短縮できるという。
その他、来年登場予定の1TbitのV-NANDチップや、データをブロック変換せず保存できる「Key Value SSD」なども同時に発表された。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Samsung Electronics Co., Ltd,: http://www.samsung.com/