2017.09.04 11:13 更新
2017.09.02 配信
ドイツ・ベルリンで開催されている「IFA 2017」にて、Huaweiから最新のモバイル向けハイエンドSoC「Kirin 970」が発表された。
最大の特徴は、AI処理専用のアクセラレータ「Neural Processing Unit(NPU)」を搭載する世界初のSoCであるということ。従来のSoCに比べ25倍のAI処理を実現、画像認識では毎分2,000枚以上の処理を可能にするという。
スペックは現行のハイエンドSoC「Kirin 960」をベースに順当に強化され、Cortex-A73+Cortex-A53のオクタコアCPUと、12コアGPU Mali-G71を搭載。10nmプロセスのSoCで、55億個トランジスタを1c㎡のパッケージに内蔵させた。通信機能はCat.18に対応し、最大1.2Gbpsの高速通信が可能。デュアルSIM機能も4G+4G/3Gのデュアルスタンバイに対応する。
なお、Huaweiは基調講演の最後に「Kirin 970」を搭載した「Mate 10」シリーズのリリースを予告。10月16日に発表が行われる予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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