2017.09.28 11:03 更新
2017.09.27 配信
GIGABYTE、MSIに続き、ASRockからも「Coffee Lake」対応のIntel Z370マザーボードがデビュー。7モデルのATXに加え、MicroATXが1モデル、Mini-ITXが2モデルの豊富なラインナップが揃う「ASRock Z370」シリーズを早速紹介していこう。
Fatal1ty Z370 Gaming-ITX/ac |
Mini-ITXマザーボードはゲーミング向け「Fatal1ty」シリーズの「Fatal1ty Z370 Gaming-ITX/ac」と、スタンダードモデル「Z370M-ITX/ac」の2モデル展開。いずれもネットワークはIntel製ギガビットLANで、IEEE 802.11ac無線LAN機能にも対応する。
Z370M-ITX/ac |
また「Fatal1ty Z370 Gaming-ITX/ac」では、Mini-ITXながら7フェーズのデジタル電源回路を搭載。さらに「Premium 60A Power Choke」や「60A Dr.MOS」「Nichicon 12K Black Caps」など、ハイエンドマザーボード顔負けの高品質設計も特徴だ。
Z370 Taichi |
ASRockの看板モデル「Taichi」シリーズももちろん健在。電源回路は12フェーズのデジタル回路を備え、最高1,000MHzまで設定できるBLCK専用クロックジェネレータ「Hyper BCLK Engine II」を搭載。定格運用はもちろん、オーバークロック用途でも力を発揮してくれる。
また3基の「Ultra M.2」や、ASMedia「ASM3142」によるUSB3.1 Gen.2ポート、フロントパネル用のUSB3.1 Gen.3 Type-Cピンヘッダ、IEEE 802.11ac無線LANとIntel製デュアルギガビットLANなど、インターフェイス類も充実。これ1台でさまざまな用途に対応する。
Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7 | Fatal1ty Z370 Gaming K6 |
ゲーミング向け「Fatal1ty」シリーズには、Mini-ITXモデル「Fatal1ty Z370 Gaming-ITX/ac」の他、ATXマザーボード計4モデルがラインナップ。有線ギガビットLANチップはいずれもIntel製で、マルチグラフィックスはNVIDIA SLI/AMD CrossFire X両対応。
Z370 Killer SLI/ac | Z370 Killer SLI |
さらに最上位モデル「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」では、コンシューマ向けでは珍しい10ギガビットLAN(AQUANTIA製)を搭載しており、ゲームやストリーミングの遅延を解消することができる。
Z370 Extreme4 | Z370 Pro4 |
スタンダード向け「Extreme/Pro」シリーズには、「Z370M-ITX/ac」の他、ATXマザーボード2モデル、MicroATXマザーボード1モデルの計3モデルがラインナップ。最上位モデル「Z370 Extreme4」には、インターフェイスやオーディオ回路に、ゲーミングモデルと同じ専用カバーを搭載。またLED機能を備える。
今回発表された製品の中では唯一のMicroATXモデル「Z370M Pro4」。安価かつコンパクトなPCを構築するには良さそうな製品だ |
エントリー向け「Z370 Pro4」「Z370M Pro4」は、専用カバーやLEDを排除したベーシックな構成。またマルチグラフィックスがAMD CrossFire Xのみに制限される点には注意が必要だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/