2017.10.12 11:52 更新
2017.10.11 配信
Western Digitalは、「Innovating to Fuel the Next Decade of Big Data」イベントで、「MAMR」(microwave-assisted magnetic recording)を採用する世界初のHDDを発表。デモンストレーションを実施した。
「MAMR」はHDDの記録密度を高めるため、マイクロ波を使い記録磁界を低減する大容量化技術。同社によれば、熱エネルギーを利用する「HAMR」(heat assisted magnetic recording)技術に比べて、コストが少なく、信頼性にも優れるとしている。
今回発表されたHDDには新設計の「スピントルク発振器」が採用されており、順調なら2019年には製品化予定。将来的には、4Tb/inch以上の記録密度が可能となり、2025年には40TB以上の容量を持つHDDを投入できるとのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
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