2017.10.26 12:16 更新
2017.10.24 配信
Seagateは、高密度記録方式「HAMR」(heat assisted magnetic recording)技術を採用する次世代HDDのパイロット版を2018年末までに出荷すると発表した。
現在開発中のドライブ面密度は2Tbpsiで、ヘッドデータ転送耐久性2PB、MTBF 250万時間という高い耐久性を実現。消費電力はHAMRヘッドが200mW未満(書込時)、ドライブ全体でも8W前後。
またHAMRヘッドの書込時に発生する熱は、わずか1nsで冷却されるため、発熱を嫌うデータセンターなどでの利用でもまったく問題はないとのこと。なお従来のPMR(Perpendicular Magnetic Recording)技術に比べて、ヘッドの価格は若干上がるものの、高密度・大容量化により、容量単価的にも有利になるという。
Seagateでは、2019年には20TBを超えるHDDを出荷する予定。さらに2023年までには、40TB以上の超大容量モデルを提供できるよう現在開発を進めている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Seagate Technology: http://www.seagate.com/