2017.10.27 18:00 更新
2017.10.27 配信
VIAは、Qualcommの64bitクアッドコアSoC SnapDragon 820(Kryo 2.15GHz×2/Kryo 1.593GHz×2)を搭載する、組み込み向け超小型システムオンモジュール「SOM-9X20」を発表した。基板サイズは82×45mmのコンパクトサイズで、MXM3.0(314pin)端子により拡張基板と接続できる。
SoC内蔵のGPUはAdreno 530で、4K@60fps/1080p@240fpsに対応する高性能動画デコーダーエンジンを内蔵。また基板上にはLPDDR4 4GBメモリや64GBのeMMC5.1、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN&Bluetooth 4.2コンボチップなどが実装され、これまでにない高性能なエンタープライズIoTや組み込み機器を実現できる。
またオプションとして、各種インターフェイスを実装した専用キャリアボード「SOMDB2」も同時リリース。さらにシステムクラッシュから保護するウォッチドッグタイマー、GPIOアクセス、オートパワーオンRTCなどのAPIや、サンプルアプリケーションなどを含む「VIA Smart ETK」(組み込みツールキット)も提供されるため、コストを最小限に抑えつつ、用途に合わせた各種システムを開発できる。
OSはAndroid 7.1.1、動作温度は0~60℃、動作湿度は0~95%で、製品には5年間の長期サポートが提供される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
VIA Technologies: http://www.via.com.tw/