2017.10.27 23:15 更新
2017.10.27 配信
IntelはMicronと共同開発した新型不揮発性メモリ3D XPointを採用するコンシューマ向けSSD「Optane SSD 900P」シリーズを発表した。すでにデータセンター向けモデルや、HDDキャッシュ用の「Optane Memory」などがリリースされているが、コンシューマ向けストレージは本モデルが初めての製品となる。
3D XPointは一般的なNANDフラッシュに比べ、レイテンシが1/4程度に抑えられており負荷の高いワークロードで優れた性能を発揮できるのが特徴。また書込耐性は最大22倍へと大きく向上しており、長時間データを書き込む大容量レンダリングや動画のエンコードなども安全に行うことができるという。
フォームファクタはPCI-Express3.0(x4)カードと2.5インチU.2の2種で、容量は前者が280GBと480GB、後者が280GBのみの計3モデル。転送速度はシーケンシャル読込最大2,500MB/sec、書込2,000MB/sec、ランダム読込550,000 IOPS、書込500,000 IOPS、レイテンシは10μs未満で、書込耐性は480GBモデルでは8,760TBWに及ぶ。
グローバル向け発売は即日開始され、販売価格は280GBモデルが389ドル、480GBモデルが599ドル。なおマウスコンピューターからは10月30日より、「Optane SSD 900P」を搭載したクリエイター向けPCの発売が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/