2017.10.31 15:18 更新
2017.10.31 配信
IntelはクアッドコアのARM Cortex-A53プロセッサを統合したハイエンドFPGA「Intel Stratix 10 SX FPGA」の製品出荷を10月よりスタートした。
「Intel Stratix 10 SX FPGA」は、2015年にIntelが買収した旧Altera社の第3世代FPGA。製造プロセスはIntelの14nm技術を採用し、高性能なSoCと「HyperFlexコア・ファブリック・アーキテクチャー」を組み合わせることで、業界最高クラスの性能と電力効率を実現。5Gワイヤレス通信やソフトウェア無線、軍事用セキュアコンピューティング、ネットワーク仮想化、データセンター・アクセラレーションなどに最適とのこと。
主なスペックはプロセッサークロックが1.5GHz、ロジックコアクロックが1.0GHz、内蔵メモリは229Mb、最大トランシーバー数96基、トランシーバーデータレート30Gbps。メモリはDDR4/DDR3/LPDDR3/RLDRAM 3/QDR IV SRAM/QDR II+SRAM/Hybrid Memory Cubeに対応する。
また同社では、組み込みソフトウェア開発向けのツールスイート「インテル SoC FPGA エンベデッド開発スイート 」(インテル SoC FPGA EDS)を提供。ファームウェアやアプリケーションなどの開発をすぐに開始することができる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
インテル株式会社: http://www.intel.co.jp/