2017.11.07 10:48 更新
2017.11.06 配信
Intelは、ディスクリートグラフィックスとしてAMD製GPUを搭載する「第8世代Coreプロセッサ」を発表した。
ハイエンドノートPC向けプロセッサCore Hシリーズをベースに、GPUはセミカスタムのRadeon GPU、メモリには第2世代の広帯域メモリHBM2を搭載。これらは異なるシリコンを高速かつ簡単に接続できる、新設計のインターコネクト技術「EMIB」(Embedded Multi-Die Interconnect Bridge)を介して接続される。
ビデオメモリにHBM2を採用することで、GDDR5に比べて基板上の占有スペースを大幅に削減することができるのも大きなメリット |
またCPU/GPU/HBM2の温度や電力供給、ワークロードの状態をリアルタイムに監視・調整する「Power Sharing Framework」を新たに導入。限られた発熱量や消費電力の中で最適なパフォーマンスを発揮することができるという。
さらに厚さは従来のディスクリートグラフィックスチップ(平均26mm)の約40%となる11mmに低減。よりスリム・高性能なゲーミングモデルや、バッテリースペース拡大によるロングライフモデルなど、バラエティに富んだノートPCの設計が可能になる。
なお各チップの詳細スペックなどは現時点で不明。搭載製品は2018年第1四半期に登場する予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/
AMD: http://www.amd.com/