2017.11.08 11:26 更新
2017.11.08 配信
EIZOブランドが手がける、手術・内視鏡用モニターの第3弾モデル「CuratOR EX3140」がリリースされた。フルHDの従来モデルから解像度が向上し、3,840×2,160ドットの4K表示に対応。普及が進む4K対応の内視鏡・手術顕微鏡の性能を最大限に発揮できる。
従来の4倍の情報量を表示可能になったことで、フルHD環境では識別が難しかった微細な部位を鮮明に表示する。色域はsRGBを100%カバーするほか、4K映像の色標準であるBT.2020エミュレーションに対応。BT.2020対応カメラで撮影した映像を表示する場合、特に黄緑から赤にかけての領域がより鮮明に再現できるという。
また、EIZO独自開発の映像鮮鋭化技術「Smart Resolution with Sparse Coding(S.R.S.C.)」を搭載。従来環境で撮影したフルHD映像を遅延なくアップスケーリング表示できる。そのほか、HDR表示にも対応し、HDR対応カメラの映像を黒つぶれなしに表示可能になった。
主な仕様は、コントラスト比1500:1、最大輝度350 cd/m2、応答速度20ms、視野角が水平垂直178°など。入力インターフェイスは、30m伝送可能なBNC(3G-SDI)×4、ロック機構を備えたDisplayPort×1、DVI-D×2など6系統を備える。
前面すべてを保護パネルで覆ったフルフラットデザインを採用、前面がIP45、全体でIP32の防水・防塵に対応している。外形寸法W760×D87×H444mm、重量は約11.2kg。VESAマウントにも対応する。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
EIZO株式会社: http://www.eizo.co.jp/