2017.11.14 14:40 更新
HTCより、北京で開催された開発者向けカンファレンス「Vive Developers Conference」において、新しいVRプラットフォームとVRデバイスが発表された。
新たに発表された「Vive Wave VR Open Platform」は、モバイルVR市場の統合を目指したVRのオープンプラットフォーム。360QIKUやQuanta、Thundercommなど12のハードウェアパートナーが参画し、コンテンツプラットフォーム「VIVEPORT VR」を通じてVRコンテンツが供給される。現時点で全世界35社のコンテンツ開発者が開発を行っているという。
その「Vive Wave VR Open Platform」に準拠するデバイスとして発表されたのが、VRヘッドセットの「Vive Focus」。今年5月に開催された「Google I/O」にて開発が予告されていたデバイスで、PCやスマートフォンといった外部機器を必要としないスタンドアロン仕様で、デバイス単体でVRコンテンツを体験できる。
ディスプレイは有機ELを採用し、プロセッサはQualcomm Snapdragon 835 VR Platformを搭載。商用のスタンドアロンVRヘッドセットでは初となる、6DoF対応のインサイドアウトカメラを備える。なお、現時点では中国市場への展開が予定されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
HTC Corporation: http://www.htc.com/