2017.11.15 19:37 更新
2017.11.14 配信
最近急速に普及しているIoT端末。開発環境そのものはオープンソースを利用できるが、ネットワークシステムには、パブリックなクラウドサービスを使用することが多い。これらのサービスは多くのAPIが揃い、ストレージも確保されているため扱いやすいものの、簡易システムの開発でもコストがかさむというデメリットがある。
そこでQNAPが開発したのがIoT端末向け超小型サーバー「QBoat Sunny」だ。ファイルステーションやストレージ管理、ネットワークスイッチ機能などを備えた組み込み向けのオリジナルOS「QTS Lite」の他、IoT開発向けの「Container Station」と「QIoT Suite Lite」がインストールされ、さまざまな用途に合わせたIoT端末を低コストで開発できるという。
主なスペックは、プロセッサがAnnapurna Labs「AL-314」(4コア/1.7GHz)、メモリはDDR3L 2GBで、512MB NANDフラッシュを搭載。拡張スロットはM.2 2260/2280(SATA SSD対応)とM.2 2230(ワイヤレスモジュール用)で、インターフェイスはUSB3.1 Gen.1 Type-A×2、ギガビットLAN×3、3.5mmオーディオジャック×2、メンテナンス用3.5mmジャック×1を備える。
外形寸法は、W126×H144×D33.5mm、重量0.49kg。電源は12V/36WのACアダプタで、冷却は大型のヒートシンクに加え、4pinファンコネクタを備える。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
QNAP Systems,Inc.: http://www.qnap.com/