2017.12.04 13:00 更新
2017.11.30 配信
ボードコンピュータや組み込み開発ツールなどを手がけるポジティブワンから、Rockchip RK3399を搭載したシングルボードコンピュータ製品の発売がアナウンス。クアッドコアGPUを内蔵した64bit対応の6コアSoCを組み込むことで、4K2K(60fps)出力やH.264/H.265デコーダによる10bitコーディングをサポートしている。
Rockchip RK3399は、最大2GHzで動作するARM Cortex-A72ベースのSoC。GPUはARM Mali-T864を内蔵、DirectX11やOpenGLなどの主要APIに標準対応する。ディスプレイ出力は、4K出力に対応するHDMI2.0×1とDisplayPort1.2×1のほか、MIPI×1、eDP 1.3×1を備える。
また、デュアルMIPI-CSIとデュアルISP(Image Signal Processor)によるデュアルカメラをサポート。パノラマ撮影やジェスチャー検出、深度検出に利用可能。拡張スロットは、無線LANモジュールやSSDを組み込めるM.2スロット、4G LTEモジュールを搭載できるminiPCI-Expressを実装する。
外形寸法はW124×D93mm、重量はファン付きで120g(単体89g)。インターフェイスは、USB3.0 Type-CとType-A、音声入出力を備える。対応OSはAndroid 6.0.1とUbuntu16.04。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ポジティブワン株式会社: http://www.positive-one.com/ja/