2017.12.06 11:13 更新
2017.12.05 配信
Microsoftは、Qualcommがハワイで開催中の「Snapdragon Tech Summit」で、ARMプロセッサ向けWindows 10を正式発表した。もともとは、昨年12月に行われた開発者イベント「WinHEC」でアナウンスされた製品で、ARMネイティブバイナリはもちろん、エミュレーターを介してx86向けのバイナリも動作する。
対応プロセッサはQualcomm製のARM系SoCで、最高1Gbpsの高速LTE通信をサポート。さらにx86系プロセッサに比べて消費電力が少なくバッテリー駆動時間が長いことから、MicrosoftではARM版Windows 10搭載製品を「Always Connected PC」と命名している。
ロングライフバッテリ駆動と高速通信が可能なことから「Always Connected PC」と命名された |
イベントでは、先行モデルとしてASUS「NovaGo」とHP「ENVY x2」がアナウンス。またLenovoからも「CES 2018」で、「Always Connected PC」が正式発表されるという。
NovaGo |
ASUS「NovaGo」のスペックは、プロセッサがSnapdragon 835、メモリは最大8GB、ストレージは最大256GB UFS2.0で、タブレットモードに変形可能。バッテリー駆動時間は22時間とされ、価格は4GB RAM/64GB UFS2.0モデルが599ドル、8GB RAM/256GB UFS 2.0モデルが799ドル。
ENVY x2 |
HP「ENVY x2」は、キーボードが取り外せる2-in-1モデル。こちらもプロセッサはSnapdragon 835で、RAMが最大8GB、ストレージは最大256GB。連続バッテリー駆動時間は約20時間で、2018年春には製品出荷が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Microsoft Corporation: http://www.microsoft.com/