2017.12.20 10:47 更新
2017.12.19 配信
現在のHDDでは、プラッター上に記録されているデータにアクセスする磁気ヘッドは、単一動作するアクチュエーターの先端に取り付けられている。そのため複数のデータにアクセスする並列処理ができず、特にランダムアクセスが遅いという欠点がある。
そこでSeagateでは、HDD内に複数のアクチュエーターを搭載する「マルチアクチュエーター」技術を開発中。第1世代ではHDD内に2つのアクチュエーターが内蔵され、それぞれが個別に磁気ヘッドを移動することで、ドライブのアクセス性能を最大2倍に引き上げることができる。
さらに同社が現在開発中の大容量化技術「HAMR」を組み合わせることで、ハイパースケールのクラウドプロバイダーが求める、高速かつ大容量なHDDを低コストで提供できるようになるという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Seagate Technology: http://www.seagate.com/