2018.01.08 16:01 更新
2018.01.07 配信
2017年11月6日付けプレスリリースでアナウンスされた、Radeon GPU内蔵「第8世代Coreプロセッサ」が正式発表。詳細スペックが明らかになった。
クアッドコアのCPUとRadeon RX Vega Mシリーズを1チップに統合 |
ベースとなるCPUコアは、ハイエンドノートPC向けCore Hシリーズで、今回発表された製品はすべて4コア、8スレッドに対応。GPUコアはAMD「Radeon RX Vega M」、メモリはHBM2 4GBを標準装備。それぞれのチップは異なるシリコンダイで実装され、新設計のインターコネクト技術「EMIB」(Embedded Multi-Die Interconnect Bridge)を介して接続されている。
製品ラインナップはTDP 100Wの「Core i7-8809G」「Core i7-8709G」と、TDP65Wの「Core i7-8706G」「Core i7-8705G」「Core i5-8305G」の計5モデル。グラフィックスコアはTDP 100WモデルがCompute Unit 24基、ストリームプロセッサ数1,536基、TDP 65Wモデルがそれぞれ20基、1,280基とされる。
第1弾モデルとして投入されるのはCore i7シリーズ4モデル、Core i5シリーズ1モデルの計5モデル |
なおIntelの社内テストによれば、Core i7-7700HQとNVIDIA GeForce GTX 1060 Max-Qを搭載する現行ミドルレンジモデルとの比較では、最大1.13倍のパフォーマンスを発揮。さらに従来のディスクリートグラフィックスチップより厚さも約40%薄くできることから、より高性能かつスリムなノートPCやコンパクトPCが設計できるという。
公開されている4つのベンチマークでは、いずれもCore i7-7700HQとNVIDIA GeForce GTX 1060 Max-Qを超えるパフォーマンスを発揮 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/