2018.01.24 11:26 更新
2018.01.23 配信
Micronより、次世代メモリ「GDDR6」を中核とした包括的ソリューションの提供がアナウンスされた。グラフィックスやゲーム分野に限定されていた従来のGDDR5世代から、活用範囲を飛躍的に拡大。AIや高性能ネットワーキング、5Gインフラなど、他のデータ集約型アプリケーションへの提供を目指す。
今回発表された「GDDR6」ソリューションは、Rambus Inc.,(本社:アメリカ カリフォルニア州)、Northwest Logic(本社:アメリカ オレゴン州)、Avery Design(本社:アメリカ マサチューセッツ州)との共同開発で、各社それぞれの得意分野を結集した。
GDDR6メモリを担当するMicronは、現在容量8Gbのサンプリング出荷を開始している。転送速度と電圧は、14Gbpsモジュールが1.35V、12Gbpsモジュールが1.25Vで、いずれもパッケージはFBGA。手始めに12~14Gbpsのモジュールを先行で量産、順次GDDR5の2倍にあたる16Gbps(帯域幅64GB/sec)製品の量産を目指していく。
Rambusが担当するGDDR6 PHYも最大16Gbpsをサポート、デュアルチャンネル合計32bitの高帯域転送に対応している。また、Northwest LogicはGDDR6コントローラ、Avery DesignはGDDR6向けの検証IPを提供する。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Micron Technology: http://www.micron.com/