オーバークロック仕様のRadeon RX Vega 56

AMDのハイエンドGPU Radeon RX Vega 56を搭載するグラフィックカードの新製品。いずれもセミファンレス機能「Intelligent Fan Control 3」に対応するオリジナルクーラーを標準装備。また高い冷却性能を生かし、コアクロックはオーバークロック済みだ。

「NITRO+ RADEON RX VEGA 56 8G HBM2」は、「NITRO+」シリーズに属するハイエンドモデル。耐久性を高めた「ブラックダイヤモンド4チョーク」をはじめとした高品質コンポーネント採用。またトリプルファンや6本のヒートパイプ、VRM冷却モジュールなどを備えた大型の高冷却クーラーを採用する。

さらに温度変化に合わせてPWMケースファンの制御が行える新機能「Turbine-X」や、着脱可能な冷却ファン「Quick Connect」、LEDライティング機能「NITRO Glow」などの独自機能に対応する。

大型クーラーを搭載する「NITRO+ RADEON RX VEGA 56 8G HBM2」には、VGAサポーターが付属

主なスペックはコアベースクロック1,266MHz、ブーストクロック1,550MHz、メモリクロック1,600MHz（800MHz×2）、メモリバス幅は2,048bitで、HBM2 8GBのビデオメモリを搭載。出力インターフェイスはDisplayPort1.4×2、HDMI2.0b×2。

バスインターフェイスはPCI-Express3.0（x16）、外形寸法は310×133×54mm、消費電力は220Wで、補助電源コネクタは8pin×2。

PULSE RADEON RX VEGA 56 8G HBM2

「PULSE RADEON RX VEGA 56 8G HBM2」は、「PULSE」シリーズに属するコストパフォーマンスモデル。VGAクーラーにはデュアルファン構成の「Dual-X」を搭載する。

主なスペックはコアベースクロック1,208MHz、ブーストクロック1,512MHz、メモリクロック1,600MHz（800MHz×2）、メモリバス幅は2,048bitで、HBM2 8GBのビデオメモリを搭載。出力インターフェイスはDisplayPort1.4×3、HDMI2.0b×1。なお詳細スペックについてはこちらのグローバルリリースを参照のこと。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
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