2018.02.22 11:13 更新
2018.02.21 配信
AMDは、「Zen」アーキテクチャを採用する高性能組み込み向けプロセッサ2シリーズを発表した。いずれも製造プロセスは14nm FinFETで、SME/VMメモリの暗号化機能を搭載。また最長10年間の製品提供が保証され、ライフサイクルの長い製品の開発が可能だ。
「EPYC Embedded 3000」シリーズは、ネットワークデバイスやストレージデバイス、エッジコンピューター向けに開発されたエンタープライズモデル。
CPUコアはデスクトップ版Ryzenの2倍にあたる最高16コア/32スレッドに対応。また最高64レーンのPCI-Express3.0や、最大8チャネルの10ギガビットLAN、クアッドチャネルメモリ(上位モデルのみ)など、拡張性に優れるのも特徴だ。なお製品ラインナップは以下の計8モデル。
「Ryzen Embedded V1000」シリーズは、シンクライアント端末や画像処理、産業システムなどをターゲットにしたVegaグラフィックス内蔵モデル。IPCの向上と高性能グラフィックスを組み合わせたことで、従来モデルから性能は約2倍に引き上げられているという。
CPUコアは最高4コア/8スレッド、グラフィックスコアは最高11コアで、メモリはDDR4-3200MHzに対応。その他、最高16レーンのPCI-Express3.0や、最大2チャンネルの10ギガビットLAN等に対応する。なお製品ラインナップは以下の計4モデル。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/