2018.02.27 18:01 更新
2018.02.27 配信
かねてワコムよりアナウンスされていた、「Cintiq Pro」シリーズの大画面モデル「Cintiq Pro 24」が正式発表。13型と16型の現行モデルに続くバリエーションモデルで、あらゆる制作ニーズを見据えてラインナップを拡充する。
なお、ペンモデルは3月、ペン&タッチモデルは5月に発売。さらに大型の32型モデルも年内に投入される予定だ。
10bit/10億色表示に対応するIPSパネルを採用し、最大解像度は3,840×2,160ドット。デジタイザペン「Wacom Pro Pen 2」を使用した、8,192段階筆圧感知による手書き入力に対応する。エッチング処理を施したガラス仕上げのスクリーン、オプティカルボンディング技術による視差軽減、ペンの追従性向上により、繊細なタッチと自然な書き心地を可能にした。
その他の使用は、最大輝度350cd/㎡、コントラスト比1,000:1、応答速度12ms、視野角は水平垂直176°。外形寸法W677×D47×H394mm、重量7.2kg。製品には、ショートカットキーをワンタッチで実行できるワイヤレスのコントローラ「ExpressKey Remote」が付属する。
Wacom Cintiq Pro Engine |
同時にワコム初となるモジュールPC「Cintiq Pro Engine」も発売。上記の「Cintiq Pro 24」の背面にドッキング、オールインワンのクリエイティブPCとして利用できる。プロのイラストレーターやデザイナー、エンジニアなどのクリエイターに向けた製品で、AR、VR、MRの作品制作にも対応する。
NVIDIA Quadro P3200を組み込んだ、Windows 10 Pro搭載のクリエイティブPCモジュール。Intel Core i5搭載の「Cintiq Pro Engine i5」と、Intel Xeon搭載モデル「Cintiq Pro Engine Xeon」をラインナップする。主な仕様は、メモリ最大32GB、ストレージは最大512GB SSD(PCIe SSD)など。
そのほか、画面出力はminiDisplayPort、miniHDMIを実装。ネットワークはギガビットLAN、802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.2に対応する。外形寸法W445×D29.5×H217mm、重量2kg。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社ワコム: http://www.wacom.com/