2018.03.22 14:40 更新
2018.03.21 配信
AMDは、3月12日にイスラエルのセキュリティ関連企業CTS Labsが発表した「Ryzen/EPYCの脆弱性」について、その影響および対応策を発表した。
今回の発表された脆弱性は、RyzenやEPYCに統合されている「Coretex-A5」ベースのセキュリティプロセッサのファームウェアに起因するもの。今年1月に発表された“先読み命令実行”の脆弱性との関連はない。
また今回の脆弱性を利用するためには、先立って管理者権限を取得する必要があるのも特徴。悪意のあるユーザーが管理者権限を取得した場合、今回の脆弱性を利用するまでもなく様々な攻撃ができることから、ユーザーへの実際の影響は小さいとしている。
なおAMDでは、今後数週間以内に対策版ファームウェアを提供予定。ユーザーはマザーボードのBIOSアップデートで対策ができ、パフォーマンスへの影響も無いとのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/