2018.04.02 11:04 更新
2018.03.30 配信
MSIは、CPUのPCI-Express3.0レーンに接続したSSDによるRAID構築機能「CPU-Attached RAID」対応BIOSの提供を開始した。サポートはIntel Z370/X299シリーズマザーボード。
「CPU-Attached RAID」は、チップセット経由のNVMe SSD RAIDで問題になっていたDMI3.0バスによるボトルネックを解消。3.0GB/sec前後で頭打ちになっていた転送速度を大幅に引き上げることができる。
「CPU-Attached RAID」機能を使うことで、DMI3.0のボトルネックが解消され、パフォーマンスが大幅に向上 |
同様の機能に、Intel X299チップで新たに導入された「VROC」(Virtual RAID On CPU)があるが、コンシューマ向けチップセットで利用できるようになったのは今回が初めて。Coffee LakeではCPUのPCI-Express3.0が16レーンである事から、グラフィックスカードとの併用は難しいものの、オンボードグラフィックスユーザーには待望の機能となるだろう。
なお対応SSDはIntel製に制限されるとしており、これまでの「VROC」との違いは現時点で不明。また今回発表された対応マザーボードについては、以下の表を参照いただきたい。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): https://www.msi.com/