2018.04.03 19:00 更新
2018.04.03 配信
Intelより、ハイエンドなゲーミングノートへの搭載を想定したCoffee Lake世代の最新モバイル向けCPUがリリース。最上位の「Core i9-8950HK」はIntelのモバイルプラットフォームでは初の「Core i9」製品であり、初めて6コアを搭載したCPUとして市場に投入される。
「Core i9-8950HK」は6コア12スレッドに対応、動作クロックはベースクロック2.9GHz、Turbo Boostクロック4.8GHzと、最大5GHzに迫る。14nm++プロセスが採用され、TDPは45W。新しい「Intel Thermal Velocity Boost(TVB)」をサポートし、プロセッサの温度と電力に余力があれば、自動でクロックを200MHz引き上げる機能も備える。
Intelによれば、従来の第7世代CPUに比べ、ゲームにおけるフレームレートが最大41%向上、4K動画編集の性能は最大59%高速化するという。なお、アンロック仕様の“K型番”モデルであり、ユーザーによるオーバークロックにも対応する。
今回発表された第8世代のモバイル向けCPUは、「Core i9-8950HK」を含め全7モデルをラインナップ。6コア12スレッドに対応するのは、「Xeon E-2186M」(ベース2.9GHz/最大4.8GHz)と「Xeon E-2176M」(ベース2.7GHz/最大4.4GHz)、「Core i7-8850H」(ベース2.6GHz/最大4.3GHz)、「Core i7-8750H」(ベース2.2GHz/最大4.2GHz)の4モデル。そのほか、4コア8スレッド構成の「Core i5-8400H」(ベース2.5GHz/最大4.2GHz)と「Core i5-8300H」(ベース2.3GHz/最大4.0GHz)もリリースされている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/