独自駆動方式によりフレームレートは240fpsに対応

ソニーは、0.5型では最高解像度となるUXGA（1,600×1,200ドット）対応の有機ELマイクロディスプレイ「ECX339A」を発表。サンプル出荷は今年1月から開始され、量産出荷は11月予定。

独自有機ELディスプレイ技術と微細化プロセス技術を組み合わせることで、世界最小となる6.3μmの画素ピッチを実現。また独自駆動回路を採用することで、従来比2倍となる240fpsのフレームレートを達成しながら、消費電力は同等レベルに抑えた。

主なスペックは画角0.5型（対角12.6mm）、最大フレームレートはプログレッシブ時が120fps、デュアルラインプログレッシブ時が240fps、消費電力（200cd/㎡）310mW＠60fps（プログレッシブ）/120fps（デュアルラインプログレッシブ）、最大輝度1,000cd/㎡、コントラスト100,000:1以上、色域はsRGB比110％。

なおアプリケーションとしては、画質への要求がきわめて高いハイエンドカメラや、AR（拡張現実）・VR（仮想現実）向けのヘッドマウントディスプレイ機器などを想定しているという。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ソニー株式会社： http://www.sony.jp/