柔軟なストレージの使い分けが可能なハイブリッドベイ搭載のタワー型NAS

5ベイ製品と同クラスの容量ながら最大9台のドライブを搭載できる、QNAPブランドのNAS新製品がリリース。5つの3.5インチベイに加え、4つの2.5インチベイを備えた「ハイブリッドドライブベイデザイン」が採用されている。

この仕様を利用して、3.5インチベイに大容量HDD、2.5インチベイにSSDを搭載するなど使い分けが可能。それぞれのストレージに柔軟にアプリケーションを割り当てたり、SSD側をキャッシュとして使用するといった運用が想定されている。また、最高アクセス速度を実現するため、頻繁にアクセスするファイルを自動的に階層別にする「Qtierテクノロジー」が利用できる。

「TVS-951X」は、第7世代のIntelプロセッサCeleron 3865U（デュアルコア1.8GHz）を搭載する上位モデル。メモリは最大DDR4 32GB、512MB DOMフラッシュを内蔵、ネットワークは高速な10ギガビットLANに対応する。HDMIインターフェイスを備え、4Kメディア再生やオンライントランスコーディングが可能。

「TS-932X」は、Cortex-A57ベースのAlpine AL-324（クアッドコア1.7GHz）を搭載する廉価モデル。メモリは最大DDR4 16GB、 512 MB NANDフラッシュを内蔵、ネットワークは同じく10ギガビットLANに対応する。なお、外形寸法と重量は共通で、いずれもW225×D224×H182mm、3.53kg。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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QNAP Systems,Inc.： http://www.qnap.com/