2018.07.24 11:01 更新
2018.07.23 配信
モジュールによる拡張性を備えた頑丈な産業用ボックス型PC「FPC」シリーズの新モデルとして、ARBORより「FPC-9002-P6」がリリース。フロントI/Oを含め、802.3afに準拠したPower over Ethernet(PoE)対応のギガビットLANポートを6基搭載している。
PoE対応のギガビットLANは、主にGigEカメラへの給電用として搭載。ネットワークチップは、6基のPoEポート用のIntel WGI211ATのほか、通常のギガビットLANポート用にIntel WGI211AT×2とIntel WGI219LM×1を実装している。ネットワークやCOMポートについては、モジュールによる追加のカスタマイズが可能。
Intel C236ベースのシステムで、プロセッサは第6世代Xeon E3または第7世代Core i7/i5/i3に対応。筐体をヒートシンクとして利用するパッシブクーリングを採用、TDP65WまでのCPUをファンレス駆動させることができる。メモリは2,133MHz動作のDDR4 SO-DIMM×2を備え、最大32GBを実装可能となっている。
画面出力は、DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、D-Sub×1を備え、最大3画面の同時出力に対応。その他のインターフェイスは、シリアルポート×2、USB3.0×6などを搭載。電源は19~36Vの広範囲なDC入力に対応している。外形寸法はW225×D292×H120mm、重量7.2kg。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ARBOR Technology Corp: http://www.arbor-technology.com/