2018.08.01 16:49 更新
2018.08.01 配信
ジャパンディスプレイは、“モノづくりだけにとどまらない見、聞き、触れ、香り、味わえるインターフェイスの提供”を謳う「JDI Future Trip Project」の次世代ディスプレイ端末4モデルを発表した。
「HUD搭載スマートヘルメット」は、車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)に採用されているユニットを小型化することで、オートバイで走行しながら視界の中に、速度メーターやGPS情報、着信・メールなどの情報を投影する事ができるヘルメット。
ヘルメットに、ヘッドアップディスプレイ機能を組み込むことで、オートバイ走行時でも視線を維持した状態で情報の確認ができ、安全性の向上が期待できるという。また今後は各種モータースポートやサバイバルゲーム、建築現場、警備などさまざまな用途への展開も予定している。
コンセルジュ機能つきミラー |
「コンセルジュ機能つきミラー」は、鏡の一部または全面が瞬時にディスプレイに変化し、必要な映像情報を表示できる液晶デバイス。通常は鏡として利用でき、音声操作により天気やスケジュールなどの必要な情報を表示可能。さらに内蔵カメラで撮影した映像を数秒遅れで鏡の一部に表示する「遅れ鏡」機能により、後ろ姿のスタイリングの確認ができるようになる。
なお鏡がディスプレイに切り替わる技術は、JDIのコア技術を適応した液晶スイッチをディスプレイに組み込むことで実現しており、従来のハーフミラーディスプレイより明るく、コントラスト比の高い映像を表示できる。
FULL HEIGHT MILAOS |
「FULL HEIGHT MILAOS」は、最高級の本牛革による高級感のあるデザインと、全面ミラーで覆われた近未来型デザインを併せ持つIoTフルハイトドア。こちらも音声操作で鏡の一部がディスプレイとなり、天気やスケジュール情報が表示できるほか、内蔵カメラによる「遅れ鏡」機能を搭載する。
ライトフィールドディスプレイ |
また3D専用メガネを使わずに立体感のある映像が表示できる「ライトフィールドディスプレイ」に5.5型のコンパクトモデルが登場。NHKメディアテクノロジーとの共同開発による製品で、IoT機器との連携が想定されているという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
株式会社ジャパンディスプレイ: http://www.j-display.com/