コードネームは“Pie”。UIが大幅刷新、AI活用の新機能も

Googleより、モバイル向けプラットフォームの最新OS「Android 9 Pie」が正式発表。かねてより“Android P”としてデベロッパープレビュー版の評価が進められてきたOSで、コードネームはシンプルに“Pie”が採用された。

Android 1.0のリリースから数えて10年目にあたる記念碑的なバージョンであり、インターフェイスを筆頭に大幅な刷新が加えられている。これまで操作の柱として存在していた「戻る/ホーム/タスク」が姿を消し、ナビゲーションバーのみを表示。iPhone Xのようなジェスチャー操作が導入された。また、昨今急速に採用モデルが増えている、ディスプレイ上のノッチにも標準対応する。

そのほか、AIの機械学習でバッテリー持ちを改善する「Adaptive Battery」、同様にAIによる自動輝度調節「Adaptive Brightness」など、AIを活用した新機能を複数搭載。通知数やアプリの滞在時間などを視覚化する新機能「Dashboard」はベータ版として提供される。

なお、正式発表に合わせて、本日より対応端末へのOTAアップデートを開始。「Pixel」「Pixel XL」や「Pixel 2」「Pixel 2 XL」などのPixelスマートフォンのほか、Essentialの「Essential Phone PH-1」に対し、アップデートが配信されている。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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