2018.08.28 11:40 更新
2018.08.28 配信
NVIDIAは、ドローンやロボットをはじめとした、自立動作マシンに搭載されるAIコンピューティング向け開発キット「Jetson Xavier Developer Kit」の予約受付を開始した。
「Jetson Xavier」は、10W/15W/30Wの3段階のオペレーティングモードを設定できる小型・省電力なボードPC。プロセッサはVoltaアーキテクチャを採用する512基のTensorコアに加え、8コアのARM 64bit CPUとデュアルディープラーニングアクセラレータエンジンを搭載し、FP32/FP16/INT8の混合精度では30TFLOPSを超えるパフォーマンスを発揮する。
これによりPascalアーキテクチャの前世代モデル「Jetson TX2」に比べて、エネルギー効率は10倍、処理性能は実に20倍へと大幅に高めることに成功したという。
その他、オンボードメモリはバス幅256bit、帯域幅137GB/secのLPDDR4x 16GB、ストレージは、32GB eMMC 5.1で、H.264/H.265のハードウェアビデオコーデックや、最大8台のカメラからの同時取り込みに対応するMIPS CSI-2レーン/SLVS-ECレーンなどを搭載する。
なお「Developer Kit」には、インターフェイスボードや、電源ユニット、冷却機器、JetPackソフトウェアなどが含まれているため、購入してすぐにアプリケーションの開発を進めることができる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/