ユーザー待望のRetinaディスプレイを搭載、最新構成の「Air」がカムバック

Appleより、新たにフルモデルチェンジされた「MacBook Air」が発表された。13.3インチRetinaディスプレイを搭載する1サイズ構成で、従来から大幅にベゼル幅を狭めた狭額縁デザインを採用。キーボード右上に指紋認証の「Touch ID」も備える。

ディスプレイ解像度は2,560×1,600ドット（227ppi）で、画素数は従来比の約4倍。外形寸法はW304.1×D212.4×H0.41～1.56mm、重量1.25kg。100％リサイクルアルミを採用する筐体は、従来から17％の小型化を達成した。

CPUは第8世代Intel Core i5（デュアルコア1.6GHz/Turbo Boost時最大3.6GHz）、グラフィックスはIntel UHD Graphics 617、メモリLPDDR3 8GB、ストレージは128GBまたは256GBをラインナップする。なお、Touch IDサポートのためT2セキュリティチップを内蔵、Siriの常時起動とSSD暗号化にも対応する。搭載OSはmacOS 10.14 Mojave。

そのほか、バタフライ構造の第3世代キーボード、従来より面積の拡大したForce Touch対応のトラックパッド、音量が大きく向上したステレオスピーカー、3つのマイクアレイを内蔵。インターフェイスは、2ポートに増強されたUSB3.1 Gen.2 Type-C（Thunderbolt 3対応）、イヤホンジャック、Bluetooth 4.2、802.11ac無線LANを備える。50.3Whリチウムポリマーバッテリーを内蔵、最大13時間の動画再生が可能という。

カラーはゴールド、シルバー、スペースグレイの3色をラインナップする。

4年ぶりの大幅更新、5倍速くなった「Mac mini」も発表

かねて投入が噂されていた、「Mac mini」の新モデルも発表された。こちらは実に2014年以来のモデルチェンジ、従来比で最大5倍もの性能向上を実現している。

CPUは6コアの第8世代Core i5（3.0GHz）または4コアの第8世代Core i3（3.6GHz）、グラフィックスはIntel UHD Graphics 630を搭載し、メモリはDDR4 SO-DIMM 2,666MHzで増設可、ストレージはPCIeベースSSDの128GBまたは256GBをラインナップ（最大2TBも可）。「MacBook Air」と同じくT2セキュリティチップも内蔵する

インターフェイスはThunderbolt 3（Type-C）×4、HDMI2.0×1、USB3.1 Gen.2×2、有線ギガビットLAN、イヤホンジャックなど。有線LANは10ギガビットLANへのカスタムも可能となっている。

「MacBook Air」同様に100％リサイクルアルミ筐体を採用、外形寸法W197×D197×H36mm、重量1.3kg。電源ユニットは従来同様に内蔵され、ACアダプタ不要で使用できる。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Apple Inc.： https://www.apple.com/jp/