2018.11.07 11:35 更新
2018.11.06 配信
AMDのテクニカルカンファレンス「Next Horizon」にて、データセンター向けのGPUアクセラレータ「Radeon Instinct MI60」「Radeon Instinct MI50」が発表された。“世界初の7nm GPU”を謳うシリーズで、いずれもTSMCの7nmプロセスで製造されたVega20アーキテクチャが採用されている。
次世代のPCI-Express Gen4をサポートする初のGPUとされ、従来のx86 CPU-GPU間の接続に比べ最大2倍高速という。GPU間の接続には、帯域幅最大200GB/secのInfinity Fabricが採用される。また、メモリは帯域幅1,024GB/secのHBM2 ECCを4スタック構成で実装する。
「Radeon Instinct MI60」の仕様は、コンピュートユニット64基、ストリームプロセッサ数4,096基、最大クロック1,800MHz、単精度浮動小数点演算14.7 TFLOPs、倍精度浮動小数点演算7.4 TFLOPs。メモリはHBM2 32GBを実装、メモリクロックは1GHz、メモリバス幅4,096bit。
「Radeon Instinct MI50」は、コンピュートユニット60基、ストリームプロセッサ数3,840基、最大クロック1,746MHz、単精度浮動小数点演算13.4 TFLOPs、倍精度浮動小数点演算6.7 TFLOPs。メモリはHBM2 16GBを実装、メモリクロックは1GHz、メモリバス幅4,096bit。なお、TDPはいずれも300Wとされる。
「Radeon Instinct MI60」は2018年末、「Radeon Instinct MI50」は2019年第1四半期末までに出荷が開始される見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
AMD: http://www.amd.com/