2019.01.29 10:33 更新
2019.01.28 配信
Raspberry Pi Foundationの組み込み向けDDR2-SODIMM型システムモジュール「Compute Module」シリーズに、最新モデル「Compute Module 3+」が登場した。
「Compute Module 3」の後継モデルにあたる製品で、eMMC容量はこれまでの4GBから、8GB、16GB、32GBの3モデルへと大幅に拡張されているのが特徴。なおストレージが不要なユーザーのため、これまで通りeMMC非搭載のモデルも用意されている。
またプロセッサはBroadcom「BCM2837」(4コア/1.2GHz)から、Broadcom「BCM2837B0」(4コア/1.4GHz)に変更された。電源の制限もあり動作クロックは1.2GHzにダウンクロックされているため、ピーク性能に大きな変更はない。ただし、放熱性を高めたPCBと新SoCを採用したことで、サーマルスロットリングが抑えられ、高負荷時のパフォーマンスは向上しているという。
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主なスペックはメモリがLPDDR2 1GB、カードサイズは67.6×31mm。製品の提供は少なくとも2026年1月まで行われ、「Compute Module 3+」(Liteと32GBモデルの2枚)の他、「Compute Module IO board」、カメラ、ディスプレイアダプタ、ジャンパ、プログラミングケーブルが付属する「Compute Module 3+ Development Kit」の発売も開始されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Raspberry Pi Foundation: http://www.raspberrypi.org/