筐体を斜めにディスプレイするミドルタワーPCケース

タワー型PCケースを斜めに設置したスタイルがなんとも奇妙な新製品。近頃デザインに力を入れるX2ブランドがリリースした「TARAXX 1」（型番：X2-O7023G/W-U3）は、1.2mm厚スチール板で作られた台座と、フロントと左サイド側に採用した4mm厚強化ガラスで構成される。対応フォームファクタはATX、MicroATX。

構造をよく見ると、ブラック塗装のスチール製筐体は、奥行き250mmまでをサポートする電源ユニット搭載スペースに割り当て。電源ユニット自体の熱を分離させるセパレート構造が設計のポイントになっているようだ。
　さらに斜めのメインエリアは着色された強化ガラスを2面に使用。ボトムパネルを省略したセミオープンフレームスタイルとし、新たな魅せるPCケースを作り上げた。

傾斜するスタイルこそ斬新だが、内部設計は思いの外シンプル。ドライブベイレイアウトは、3.5インチシャドウベイx2段、2.5インチシャドウベイx3段で、拡張スロットは全7段。冷却ファンレイアウトは、フロントとトップ計5基の120mm口径RGB LEDファンが標準装備。マザーボードトレイ右手にもさらに2基が増設できる。なおラジエターは最大240mmサイズをサポート。

各有効スペースは、グラフィックスカードが長さ350mmまで、CPUクーラーが高さ150mmまで。外形寸法はW310xD472xH447mm、重量9.6kg。メーカー保証は2年間。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
X2： http://www.x2products.com/