2019.02.08 10:51 更新
2019.02.06 配信
Qualcommより、主にメインストリーム向けのミドルレンジスマートフォンに提供される新型SoC「Snapdragon 712」がリリースされた。
10nmプロセスで製造されるSoCで、CPUは64bit対応のオクタコア「Kryo 360」(最大2.3GHz)、GPUは「Adreno 616」、DSPは「Hexagon 685」を内蔵。現行世代の「Snapdragon 710」から最大10%の性能が向上し、メインストリーム向け端末におけるゲームパフォーマンスや動画再生、ストリーミング性能を引き上げる。
また、ISP(画像処理プロセッサ)は「Spectra 250」を内蔵し、最大2,000万画素のデュアルカメラまたは最大3,200万画素のシングルカメラをサポート。「Aqstic audio technology」によるHi-Fiスピーカー、音声制御機能も備える。
ネットワーク機能は「Snapdragon X15 LTE」モデムが統合され、4×4 MIMOおよびLAA(License-Assisted Access using LTE)をサポート。Cat.15で、転送速度は下り最大800Mbps、上り最大150Mbps。2つのSIMで4G同時待ち受けが可能なDSDVに対応する。
そのほか、バッテリー制御技術はQuick Charge 4+をサポート。一般的なスマートフォンが約15分で最大50%の充電が可能という。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Qualcomm Incorporated: https://www.qualcomm.com/