2019.03.12 10:49 更新
2019.03.11 配信
NVIDIAより、イスラエルおよびアメリカに拠点を置くMellanox Technologiesの買収がアナウンス。両社間で買収に関する最終的な合意に達し、NVIDIAはMellanoxの株式を1株あたり125ドルの現金で取得する。買収総額は約69億ドル(約7,700億円前後)で、NVIDIAにとっては過去最大規模の買収となる。
Mellanoxは1999年に創業し、HPC(High Performance Computing)のノード間通信に用いられる広帯域・低遅延のInfiniBandネットワークで知られる企業。Mellanoxの技術は、現在では全世界のスーパーコンピュータおよび主要データセンターの半数以上で使用されている。NVIDIAとは米エネルギー省主導のスーパーコンピュータ構築で協力するなど、長期に渡りパートナーシップを築いてきた。
今回の買収に際して、NVIDIA CEOのJensen Huang氏は「巨大なデータセンター規模のコンピューティングエンジンを形成するため、膨大な数の高速コンピューティングノードを接続する総合的なアーキテクチャが必要になる」と語っている。同社において近年好調を維持している、AI・クラウドコンピューティング分野を強化する狙いがある。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: https://www.nvidia.com/ja-jp/