2019.03.14 10:37 更新
2019.03.13 配信
Samsungより、業界初となる大容量モバイルDRAMの量産開始がアナウンス。ハイエンドスマートフォン向けに最適化された、LPDDR4X 12GBのDRAMが量産体制に移行した。
これにより、Samsungは「ほとんどの超薄型ノートPC以上の大容量をスマートフォンで実現する」と発表。すでに量産が開始されている512GB eUFS 3.0ストレージを組み合わせ、次世代スマートフォンのすべての機能を最大限に活用することを狙う。なお、新しい12GB DRAMを内蔵することで、5台以上のカメラと従来比2倍の画面サイズをサポート、AIや5Gなどの最先端機能を最大限に引き出すことが可能という。
12GB DRAMは、第2世代の10nmクラス(1y-nm)プロセスに基づく16Gbチップ6基を単一のパッケージに搭載。データ転送速度34.1GB/secを実現しつつ、DRAM容量増加に伴う消費電力の増加は最小限に抑えられている。
なお、韓国Pyeongtaekに設けられた最先端メモリラインでは、2019年後半には1y-nmプロセスベースの8GBおよび12GB DRAMの供給量を3倍以上に増やす予定という。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Samsung Electronics Co., Ltd,: http://www.samsung.com/