2019.04.09 16:00 更新
2019.04.09 配信
IoT機器に対するサイバー攻撃への対策として、ハギワラソリューションズよりセキュリティ機能を備えた「Secure SD」がリリース。カードと専用SDK、管理サービスを使用することにより、IoT機器や産業用の制御システムに手軽にセキュリティ機能を追加できる。
OS・アプリケーションを安全に起動させるシステムの誤動作防止に加え、情報漏洩防止に効果的。情報漏洩への対策は、AES256の暗号化やデータの読み書き制限、コピープロテクトなど。クラウド管理サービスを利用することで、遠隔でのアクセス制限も可能になる。
製品は、ICカード機能を備えた上位モデル「Premiun Edition」シリーズと、データ保護機能に特化した「Data Protect」シリーズをラインナップ。NANDフラッシュはMLCとSLC、SDカードタイプとmicroSDタイプが用意される。
なお、インターフェイスはSD 3.01/Class 10/UHS-Iに対応。動作電圧は2.7~3.6V、動作温度-25~85℃とされる。
セキュアIoTゲートウェイ |
また、サイバー攻撃への耐性を備えた「セキュアIoTゲートウェイ」の開発も同時リリース。「Secure SD」と合わせ、4月10日より東京ビッグサイトで開幕する「Japan IT Week 2019 IoT/M2M展【春】」にて、動作デモ展示が行われる。
同社のセキュアドライブと、インサイトインターナショナル株式会社が開発したセキュリティソフトウェアを組み合わせたゲートウェイ。あらかじめ対象ファイルのハッシュ値を計算し、ブート時点で期待値と照合する「改ざん検知機能」を備え、安全にソフトウェアを動作させることができる。
また、改ざんを検知した場合にバックアップからデータをリカバリーする「データリカバリー機能」、ネットワーク接続機器の改ざん検知機能も備える。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ハギワラソリューションズ株式会社: http://www.hagisol.co.jp/