2019.04.17 16:16 更新
2019.04.17 配信
NTTドコモは、イベント会場やコンサートホールの撮影に向く、羽のない安全なドローン「飛行船型ドローン」の開発に成功したことを発表した。
今回発表された製品は、ヘリウムガスが充填された風船の浮力によって浮遊。さらに「空気ポンプ」として動作する超音波振動モジュールによって推進力を生み出すことで、空中を移動できるようにしたもの。プロペラなどと違い、人や物にぶつかった場合でも怪我や本体の破損の可能性が少ないのが特徴だ。
超音波振動モジュールによって空中を移動する | ヘリウムガスが充填された風船の表面にはプロジェクションマッピングも可能 |
さらにドローン本体にプロジェクションマッピングを施すことで、空中に映像を表示する空間演出ソリューションの提供も検討されているという。
なお2019年4月27日から幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2019」の「日本電信電話ミカカランド・NTT超未来研究所6」で「飛行船型ドローン」を出展予定。さらに会場内では実際にドローンを操作するデモが体験できる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
株式会社NTTドコモ: http://www.nttdocomo.co.jp/