2019.04.23 22:01 更新
2019.04.23 配信
NVIDIAは日本時間の2019年4月23日(火)22時00分、Turing世代のエントリーGPU「GeForce GTX 1650」を発表した。TDPは75Wに設定され、Turing世代では初めて補助電源コネクタを使わずに動作させることができる。
GeForce GTX 1650では、コンパクトなPCケースにも収まるショートサイズモデルが数多く用意されている |
GPUコアは性能と消費電力のバランスを追求したという「TU117」で、浮動小数点演算と整数演算の並列実行や、大容量L1キャッシュを備えた統合キャッシュ技術、アダプティブシェーディングなど、Turingアーキテクチャの機能を搭載。この最新の設計により、同じく補助電源コネクタが不要なGeForce GTX 950との比較では最大2倍、GeForce GTX 1050との比較で最大70%も高速化されている。
主なスペックはCUDAコア数が896基、コアベースクロック1,485MHz、コアブーストクロック1,655MHz、メモリバス幅はGDDR5 4GBで、メモリクロック8Gbps、メモリ帯域は128GB/sec。
アキバ店頭では、解禁直前の取材で全10モデルの入荷を確認した |
なおNVIDIAのリファレンスとなるFounders Editionは用意されておらず、アメリカでの市場想定売価は149ドル。国内ではASUS、GIGABYTE、Inno3D、Palit、MSI、ZOTAC、玄人志向などから即日販売が開始され、価格は税抜19,000円前後から。
ノートPC向けの「GeForce GTX 16」シリーズも同時リリース。メーカー各社から搭載ノートPCの販売が開始される |
またNVIDIAからはノートPC向けの「GeForce GTX 16」シリーズも同時リリース。その第1弾として、「GeForce GTX 1660 Ti」と「GeForce GTX 1650」がアナウンスされた。
ノートPCの平均買い替え期間とされる、4年前のミドルレンジGeForce GTX 960Mに比べてゲーミング性能は最大4倍も向上しており、前者ではフルHD解像度で100Hz以上、後者でも60Hzを超えるフレームレートで最新のゲームをプレイすることができるという。
GeForce GTX 1660 Tiを搭載したノートPCなら、最新の主要ゲームで100fpsを超えるフレームレートを実現。高速液晶パネルの実力を存分に活かすことができる |
搭載製品はメーカー各社から即日販売が開始され、アメリカでの価格はGeForce GTX 1660 Ti搭載モデルが999ドルから、GeForce GTX 1650搭載モデルが799ドルから。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/