2019.05.10 18:51 更新
2019.05.09 配信
SK Hynixは、独自4D NAND技術を採用した96層1Tb QLC NANDフラッシュのサンプル出荷を開始した。
4D NAND技術では、従来フラッシュセルの横に配置していた周辺回路(Peri)をフラッシュセルの積層する「PUC」(Peri Under Cell)構造を採用。これにより、標準的なQLC NANDに比べて約90%の省スペース化を実現した。
またNANDフラッシュが同時に処理できるプレーン数もこれまでの2プレーンから4プレーンに拡張され、パフォーマンスも向上。QLC NANDフラッシュの欠点だった転送速度も改善されているという。
なおSK Hynixでは、QLC NANDフラッシュに最適化したソフトウェアアルゴリズムとコントローラについても現在開発を進めており、顧客の要望に応じて迅速にソリューションを提供していくとのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
SK Hynix: http://www.skhynix.com/