2019.06.11 08:41 更新
2019.06.10 配信
AMDは、E3 2019に合わせて開催した独自イベント「AMD Next Horizon Gaming」にて、新アーキテクチャ「RDNA」(Radeon DNA)を採用する「Navi」ベースの次世代GPU「Radeon RX 5700」シリーズの詳細を公開した。
製品ラインナップは、NVIDIA GeForce RTX 2070の対抗とされる上位モデル「Radeon RX 5700 XT」と、GeForce RTX 2060の対抗とされる下位モデル「Radeon RX 5700」の2モデル。いずれも発売日は7月7日で、市場想定売価は449ドルと379ドル。
製造プロセスは7nmで、ビデオメモリはAMDのコンシューマ向けグラフィックスカードでは初めてGDDR6を採用。さらにバスインターフェイスはPCI-Express4.0をサポートしており、第3世代Ryzenシリーズ(およびAMD X570)と組み合わせることで、最先端のゲーミングPCを構築できるとしている。
Radeon RX 5700 XT |
主なスペックは「Radeon RX 5700 XT」が、コンピュートユニット40基、コアベースクロックが1,605MHz、ゲームクロックが1,755MHz、最大ブーストクロックが1,905MHz、メモリはGDDR6 8GBで、演算処理性能は9.75TFLOPS。「Radeon RX 5700」がコンピュートユニット36基、コアベースクロックが1,465MHz、ゲームクロックが1,625MHz、最大ブーストクロックが1,725MHz、メモリはGDDR6 8GBで、演算処理性能は7.95TFLOPS。
Radeon RX 5700 |
なお「Radeon RX 5700 XT」には、コアベースクロック1,680MHz、ゲームクロック1,830MHz、最大ブーストクロック1,980MHzに引き上げた50周年記念モデル「Radeon RX 5700 XT 50th Anniversary Edition」(市場想定売価499ドル)も用意される。
「Radeon RX 5700 XT」には、動作クロックを引き上げた50周年記念モデルも用意される |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/