2019.06.17 14:00 更新
QNAPより、AIのディープラーニング推論向けとなるアクセラレータカード2製品がリリース。映像処理に特化したアプリケーションには低消費電力の「Mustang-V100」、映像と音声信号を同時に処理する必要がある場合はFPGAベースの「Mustang-F100」が推奨されている。
Intel OpenVINOアーキテクチャ向けに最適化されており、QNAPの「OpenVINO Workflow Consolidation Tool」を組み合わせることで、推論計算を高速かつ低消費電力で処理できる。なお、QNAP NASを推論サーバーとして使用する場合は、最新OSのQTS 4.4.0にてサポートする。
「Mustang-V100」は、Intel Movidius Myriad X MA2485 VPUを搭載したハーフハイトのアクセラレータカードで、接続インターフェイスはPCI-Express2.0(x4)。消費電力は30Wで、補助電源6pinを備える。外形寸法W63.58×D169.54×H19.58mm。QTS環境では最大8枚、それ以外では最大16枚の同時使用が可能とされる。
「Mustang-F100」はIntel Arria 10 GX1150 FPGAを搭載し、接続インターフェイスはPCI-Express3.0(x8)。消費電力は60Wで、補助電源6pinを備える。ハーフハイトで2スロットを占有、外形寸法W63.59×D169.54×H40.67mm。こちらはQTS環境で最大4枚、それ以外では最大8枚を同時使用可能。